検索エンジンでの可視性とは、サイトが検索結果に表示される頻度と位置のことです。表示回数、順位、AI での測り方と10の改善策を解説します。

要点
検索エンジンでの可視性とは、事業にとって重要な検索で、自社サイトがどれだけ頻繁に、どれだけ目立つ位置に表示されるかを示すものです。Google Search Console の表示回数と平均掲載順位、順位トラッキングツールの可視性スコアやシェア・オブ・ボイスで測定し、今では ChatGPT や Gemini などの AI アシスタントがブランドを引用する頻度も指標になります。ページをインデックス可能にし、トピックを網羅し、リンクと言及を獲得し、適切なクエリを狙うことで改善できます。
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検索からの訪問はすべて、まず見られることから始まります。Google の「Google 検索の仕組み」に関する詳細ガイドは、クロール、インデックス登録、検索結果の表示という3つの段階を説明し、すべてのページが各段階を通過するわけではないと述べています。検索エンジンでの可視性は、ページがこの流れのどこまで進み、表示されたときにどれだけ上位に出るかを測るものです。このガイドでは、用語の定義、同じ名前の WordPress の設定、Google と AI の回答での可視性の測り方、そして改善のための10の具体策を紹介します。
検索エンジンでの可視性とは、関連する検索のうち自社サイトが表示される割合を、表示ごとの目立ち具合で重み付けしたものです。月に 10,000 回検索されるクエリで1位のページは、同じクエリで40位のページよりはるかに可視性が高く、どちらも「順位がついている」ことに変わりはありません。
可視性には3つの段階があります。
可視性は順位やトラフィックと関係しますが、同じものではありません。順位は1つのクエリでの位置を表し、可視性はすべてのクエリでの位置を合算したものです。トラフィックはその結果で、可視性にクリックする人の割合を掛けたものです。SEO の検索順位のガイドで、順位の仕組みを詳しく説明しています。
WordPress がきっかけでこの言葉を調べているなら、短い答えはこうです。WordPress の設定メニューの表示設定には、検索エンジンにサイトをインデックスしないよう求めるチェックボックスがあります。WordPress の公式ドキュメントによると、バージョン 5.3 以降はこれをオンにすると、すべてのページに noindex と nofollow を含む robots メタタグが追加されます。この要求に従うかどうかは検索エンジン次第です。
1つの数値だけで可視性を表すことはできません。知りたいことに応じて、以下の指標を組み合わせます。
| 指標 | 確認できる場所 | わかること | 限界 |
|---|---|---|---|
| インデックス済みページ | Search Console のページのインデックス登録レポート | そもそも表示されうるページ数 | 順位については何もわからない |
| 表示回数 | Search Console の検索パフォーマンス レポート | サイトへのリンクが見られた回数 | 価値のあるクエリと無関係なクエリが混在する |
| 平均掲載順位 | Search Console の検索パフォーマンス レポート | クエリやページごとの典型的な順位 | 性質の異なるクエリの平均 |
| クリック数と CTR | Search Console の検索パフォーマンス レポート | 可視性がどれだけ訪問につながったか | タイトル、スニペット、検索結果の要素に左右される |
| 可視性スコア | 順位トラッキングツール | 追跡キーワードの一覧での重み付き可視性 | 追跡しているキーワードしか反映しない |
| シェア・オブ・ボイス | 順位トラッキングツール、計算ツール | 競合と比べた自社の可視性 | 選んだ競合によって変わる |
| AI での可視性 | プロンプト追跡ツール | AI アシスタントに言及・引用される頻度 | 回答は実行ごとに変わる |
Google は表示回数を「Google でサイトへのリンクが見られた回数」、平均掲載順位を「サイトが表示されたすべてのクエリにおける、リンクの最上位の掲載順位の平均」と定義しています(Google のヘルプページ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」を参照)。サイト全体の平均ではなく、クエリやページで絞り込んで読みましょう。多くのクエリで60位の新しいページが加わると、重要なページが伸びていても平均は下がることがあります。
順位トラッキングツールは、各順位を推定クリック率で重み付けして可視性スコアを計算します。例示用の重みで原理を示します(ツールごとに独自の曲線を使います)。
| キーワード | 月間検索数 | 自社の順位 | 例示用の CTR の重み | 推定訪問数 |
|---|---|---|---|---|
| キーワード A | 5,000 | 1 | 30% | 1,500 |
| キーワード B | 2,000 | 5 | 6% | 120 |
| キーワード C | 8,000 | 15 | 1% | 80 |
この例では、15,000 回の検索に対して推定訪問数は 1,700 で、可視性は約 11% です。キーワード C は検索数が最も多いのに貢献はわずかです。2ページ目はほとんど見られないからです。これを上位3位に入れることが、ほかのどの施策よりもスコアを大きく動かします。順位トラッキングのガイドで、追跡するキーワードの選び方を説明しています。
シェア・オブ・ボイスは、同じキーワードでの自社と競合の可視性の合計に対する自社の可視性の割合です。「差を縮めているか」という問いには、絶対値のスコアよりもこちらが適しています。無料の SEO シェア・オブ・ボイス計算ツールで、自社と競合の順位から計算できます。
表示回数や可視性スコアが下がったら、ページを変更する前に4つの原因を確認します。
原因ごとに対策は異なるため、可視性の数値1つだけでは決して十分ではありません。
AI が書いた回答で終わる検索が増えています。Google 自身の AI 機能については、AI 機能とウェブサイトに関する Google のドキュメントが、AI による概要(AI Overviews)と AI モードに表示されたサイトは Search Console の検索パフォーマンス レポートの「ウェブ」検索タイプに含まれると説明しています。個別には表示されず、ChatGPT、Claude、Perplexity は Search Console にデータを一切送りません。
そのため、AI 検索での可視性を測るには、顧客がよく尋ねる質問の固定リストを複数の AI アシスタントで実行し、ブランドが言及・引用されたか、代わりに誰が表示されたかを記録します。その結果が AI でのシェア・オブ・ボイスです。無料の AI 可視性スコア計算ツールで最初のスコアを見積もれます。また、AI アシスタントが最もよく引用するプラットフォームの調査で、AI がどの情報源に頼っているかを示しています。
Sorank の AI 可視性トラッカーはこの作業を自動化します。プランに応じて 25〜150 のプロンプトを ChatGPT、Claude、Gemini で追跡し、Pro プラン以上では Perplexity と Grok も対象になり、自社の代わりに引用されているブランドもわかります。
可視性はトラフィックの一歩手前です。ページがインデックスされていない、表示されない、2ページ目に埋もれているなら、ほかのことは意味を持ちません。安定したクエリのリストで測定し、まずインデックスを整え、その後 Google でも AI の回答でも、しっかり答えられるクエリの数を増やしましょう。SEO と並行して ChatGPT や Gemini などのアシスタントでのブランドを追跡したい場合は、Sorank の AI での言及トラッキングをご覧ください。3日間の無料トライアルがあります。
Google で site:自社ドメイン.jp と検索すると、インデックスされたページの一部が表示されます。次に Google Search Console でサイトを確認します。ページのインデックス登録レポートでどのページがインデックスされ、ほかがなぜされていないかがわかり、検索パフォーマンス レポートでページが表示されるクエリがわかります。何も表示されない場合は、noindex タグや robots.txt でのブロックを確認しましょう。
共通の基準はありません。ツールごとに独自のクリック率曲線を使い、スコアは追跡するキーワードによって変わるからです。同じキーワード一覧での推移と、2〜3社の直接の競合との比較で判断しましょう。競合が横ばいの中で自社のスコアが上がっていれば良い兆候です。
誤って設定された noindex の削除などの技術的な修正は、Google がページを再クロールすれば数日から数週間で効果が出ることがあります。新しいコンテンツやリンクによる可視性の向上は通常もっと時間がかかり、Google での最初の成果は2〜4か月後に現れることが多く、競争の激しいクエリではさらに時間がかかります。
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